「危険なビーナス」は、聞きなれないキーワードがいくつか登場します。
キーワードの意味が分からないと、ドラマの面白さも半減・・。
ということで、今回は私が分からなかったキーワードの意味を紹介していきます^^
「素数」や「ウラムの螺旋(らせん)」、「後天性サヴァン症候群」など実在する例も併せて見ていきましょう!
【危険なビーナス】素数の意味は?
半沢直樹終わって悲しいけど…
東野圭吾も大好きなので、危険なビーナス楽しみだな〜😄 pic.twitter.com/osVh7psY21
— 🌈✨永遠のひでぽん✨🌈 (@foreverhidepon) September 27, 2020
ドラマ「危険なビーナス」では、数学に関する単語がいくつか登場します。
この単語が犯行の目的や動機になっていることもあり、とっても大事なキーワードなんです!
とは言え、数学が苦手な人にとってはキーワードの意味が分からなければドラマの面白さも半減してしまいますよね^^;
そこで、ここからはドラマに登場するキーワードをひとつひとつ見ていきたいと思います。
まずは「素数」について!
調べてみたところ、素数とは「1より大きい整数で、1と自分自身でしか割り切れない数」のことを言います。
これだけではピンと来ませんね^^;
いくつか例を挙げてみます。
- 「1」は「1より大きい整数」ではないため、素数ではない。
- 「2」は「1より大きい整数」で「1と2以外の自然数では割り切れない」から、素数である。
- 「4」は「1より大きい整数」ですが「1と4以外にも2で割り切れる」から、素数ではない。
- 「5」は「1より大きい整数」で「1と5以外の自然数では割り切れない」ため、素数である。
私はこれを読んで理解するまでに時間がかかってしまいましたが、みなさんはピンときたでしょうか^^;?
つぎに、この素数がどんな役割をしているのか見てみましょう。
私たちの生活の中で素数は、「情報の暗号化」に使われています。
そして、素数が暗号化に使える利点を使ったドラマもありました。
それがドラマ「ガリレオ」です。
「ガリレオ」では、爆弾を解除するコードを解くのに素数が使われていました。
「危険なビーナス」でも、この素数を使った作品が犯行の動機となっていますよ。
【危険なビーナス】ウラムの螺旋って何?
ウラムの螺旋です。
1から順に渦巻き状に数字を並べ、素数の描かれたマスだけを塗りつぶした模様です。
斜めに並んだ線や平行線などいくつかの特徴的なパターンが散見されます。#数学GIF pic.twitter.com/IgeXCm6FIy— 数学GIF画像bot (@math_gif) January 4, 2017
ドラマの中では、素数を使った作品として「ウラムの螺旋(らせん)」という名前が登場します。
上にある動画は、私が一番理解しやすかった「ウラムの螺旋」の動画です^^
上の動画では、数字を1から順番に渦巻状に書いて素数の部分を塗りつぶすと模様が浮かんでくるのが見えますね。
これを「ウラムの螺旋」と呼びます。
ドラマでは、この「ウラムの螺旋」を超える「寛恕の網(かんじょのもう)」が登場します。
数学界にとっての新しい発見とあって、犯人にとって「寛恕の網」は人の命を奪ってでも手に入れたいものだった事が分かります。
【危険なビーナス】後天性サヴァン症候群って本当にあるの?
\豪華出演者発表/#日曜劇場 #危険なビーナス のクセのある登場人物を演じるキャストを一挙発表‼️#小日向文世 さん#戸田恵子 さん#麻生祐未 さん#斉藤由貴 さん#坂井真紀 さん#安蘭けい さん#田口浩正 さん#堀田真由 さん
誰が味方で、誰が敵なのか⁉️目が離せない展開にご期待ください👀✨ pic.twitter.com/D4TQyKzqVz
— 日曜劇場『危険なビーナス』【公式】10月11日スタート! (@kikenna_venus) September 12, 2020
犯行の動機となった「寛恕の網」ですが、これを書いた人物は伯朗の父・一清でした。
一清は脳腫瘍を患い、矢神康治の治療を受けた経歴があります。
この治療とは、脳に電気刺激を与えるというもの。
この治療の副作用として発症したのが「後天性サヴァン症候群」と言われています。
さらに見ていくと、これまで「後天性サヴァン症候群」と診断された人物が実際に存在している事が分かりました。
野球ボールを頭に受けた10歳の少年が倒れて気を失った。
目を覚ました少年は事故後のすべての日が何曜日なのか、どんな天気だったのかを正確に思い出すことが出来るようになった。
さらに、その日に何があったのかもすべて記憶している。
ある40歳男性はプールに飛び込み、深刻な脳震とうを起こした。
男性は片方の目が不自由になったものの、それまで一度も経験した事がないピアノに興味を持つ。
男性の頭では黒と白の小さな点が浮かび、それをピアノで音符に置き換えられるようになったという。
後天性サヴァン症候群が実在する事も驚きですが、人工的にこの症状を発症させる研究も行われているんです。
オーストラリアのシドニー大学で、被験者の頭に電気刺激を与えるとサヴァンのような能力を誘発できたという事例がありました。
ドラマの中で行われていたことは実際にあった出来事とは、とても大きな衝撃です・・。
しかし、ドラマでは「人間には踏み込んではいけない領域がある」として一清は絵を描くことを途中で辞めています。
「危険なビーナス」で伝えたいメッセージは、この部分ではないかなと私は考えています。
ドラマ「危険なビーナス」の原作者・東野圭吾さんの作品には、これまでにも医療や数学を用いた物語が多くあります。
私は数学が苦手なので理解するのが少し大変でしたが、意味を知ると犯人の目的や動機も深く納得できますね^^
多額の遺産を狙った犯行と思いきや、犯人の目的はお金ではなかったところに意表を突かれました。
「寛恕の網(かんじょのもう)」の実物がドラマで見られるのを楽しみにしています^^
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