【孤狼の血2】ネタバレあらすじは?原作の結末はプロローグがヒント?

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映画孤狼の血LEVEL2の公開が決定しました^^

普段は仁侠ものを見ない私ですが、これは人間関係が深くて好きな作品のひとつです。

今回は原作小説と併せながら、映画の内容を見ていきましょう!

【孤狼の血2】ネタバレあらすじは?

孤狼の血LEVEL2の公開が発表されました^^

前作は小説「孤狼の血」が原作となっています。

小説では続編となる「凶犬の眼」も発売されました。

ですが今回の映画は、原作シリーズでは描かれていないオリジナルストーリーなんだそう^^

どんなストーリーなのか気になりますが、まずは小説の続編「凶犬の眼」をチェックしていきましょう!

 

舞台は、前作「孤狼の血」から二年後の平成2年。

日岡は左遷され、比場群城山町の駐在所にいました。

大上の後継者になると決めた日岡は、広島県警の不祥事のネタを掴んでいます。

事件が起きない平和な田舎で日岡は虚しさを感じていました。

そんな中、日岡は思わぬ人物と出会います。

その人物は、指名手配犯の国光寛郎でした。

目の前の国光を捕まえれば、大手柄になると考えた日岡は「所轄に戻れるかもしれない。」といった考えが浮かびます。

 

そんな日岡に、男はこう言いました。

「あんたが思っとるとおり、わしは国光です。指名手配くろうとる、国光寛郎です。のう日岡さん、ちいと時間をつかい(下さい)」

国光はまだやり残した事があると言い、その目処がついたら必ず日岡の元に現れると言うのです。

日岡は国光を見逃し、国光は堂々とその場を後にしました。

 

その二ヵ月後。

日岡が担当する中津郷地区に国光が身分を隠してやってきました。

なぜ国光は警察から逃げているのか、日岡は国光の目的を探ろうとします。

 

後日、国光は日岡に一千万円を口止め料として差し出しました。

しかし、日岡はそれを断ります。

実は、これは国光から日岡へのテストでした。

日岡が信用に足る人物かどうかを国光は試したのです。

この時、日岡と国光は腹を割って話しました。

日岡は国光の性格を知り、潜伏を黙認して様子を見ると決めます。

 

そんなある日、尾谷組二代目組長・一之瀬守孝が日岡を訪ねてきました。

広島県最大の暴力団組織「仁正会」で不穏な動きがあるため、日岡に調べて欲しいと言うのです。

調べる内容は、笹貫や橘と密会していた人物の特定で、車の持ち主を割り出す事でした。

日岡はこれを承諾し、引き換えに「今後、仁正会内部の情報を自分に流すこと」という条件を出します。

数日後、車の持ち主が富岡妙子である事が判明。

妙子は、甲斐田組という小さな独立団体の若頭・村越信広の情婦でした。

 

日岡が研修合宿に参加していた初日のこと。

心和会のトップ・浅生直巳会長の自宅にロケット弾が撃ち込まれたことがニュースに流れます。

合宿を終えた日岡は、中津郷へ戻ってくると真っ先にゴルフ場建設予定地へ向かいました。

工事現場に国光の姿はなく、ニュースの直後から姿を消していると言います。

その二日後。

明石組等々力会系若狭組の組長・若狭勝次が銃撃され、命を落としました。

若狭を襲撃した犯人は国光。

動機はロケット弾の報復と考えられます。

 

その後、工事現場に戻った国光は日岡に本当の目的を話しました。

国光は、自身が盃をもらった北条兼敏に万が一の事が会った場合に備えてここにいると明かします。

仇がどこであろうと必ず相手の命を取るため、ここにいるのが国光の目的でした。

 

一か月後、城山町で人質立てこもり事件が発生します。

場所はゴルフ場建設予定地で、プレハブに立てこもっているという犯人は国光でした。

翌日指令を受けた日岡は、駐在所から現場へ向かいます。

国光からの要求は、人質の女性事務員と日岡を交換してもいいというものでした

国光から直接危害を加えられることはないといっても、殉職の可能性は否定できません。

しかし、日岡は立てこもりの現場へと向かうことを決意。

 

日岡はプレハブの中に入りました。

国光は、日岡にこうなった経緯を話し始めます。

昨夜、国光は気付けば周囲を警察官に囲まれていました。

国光はとっさに事務員を人質にとり立てこもったというのです。

とは言え、国光の狙いは翌日三時までの時間稼ぎ。

誰かを傷つける目的はなく、明日行われる明石組本家での手打ちまで時間を稼ぐため立てこもったのです。

 

翌日の9時50分になると、ニュースが明石組本家の様子を映し出しました。

国光はテレビを見ながら日岡に兄弟になる提案をします。

日岡は、その提案を受け、二人は盃をかわしました。

その後、無事に明石組本家から浅生と北条の車が出て行く様子がテレビに映され、国光は日岡に手錠をかけられました。

これで無事に事件は解決したと思ったのですが、明心戦争はまだ終わっていなかったのです。

 

手打ちから半年後、北条組長が命を落としました。

死因は毒物。

警察は自決だと判断しましたが、不審な点が多いため多くの人間が他殺だと感じていました。

国光から真相究明を頼まれた日岡は、犯人を捜し始めます。

国光の逮捕から二年がたち、日岡は国光逮捕の大手柄が認められ、広島県警捜査四課に栄転していました。

現在、日岡が追っているヤマは二つ。

  1. 仁正会の内部抗争
  2. 国光から頼まれた犯人探し

日岡は、特に二つ目の真相究明に力を入れていました。

 

日岡は、兵庫県警の千寿光隆と会う事になります。

千寿は、県警マル暴一の情報通としても知られている人物。

日岡は千寿から情報を買い、北条の事件の真犯人を突き止めました。

北条に毒物を入れたのは、北条組ナンバー2の杉本だったのです。

杉本が北条を手にかけた理由は、恐らく明石組に復帰するための手土産だったのでしょう。

日岡は国光との約束を果たすため、旭川に向かいました。

【孤狼の血2】ネタバレあらすじは?原作の結末はプロローグにつながっているの?

原作では小説の冒頭に「プロローグ」として、面会人と受刑者の会話が書かれています。

始めに読むと何のことか分からないのですが、最後にもう一度読み返してみるとよく理解できます。

恐らく面会人は日岡の事を現していて、受刑者は国光の事を現しているのでしょう。

二人の会話の内容はぜひ小説で読んで欲しいのですが、日岡が国光に事件の真犯人が杉本だったことを話しています。

と言っても、刑務所内の会話なので隠語を使っての会話です。

そのため、最初に読むとさっぱり分からない内容も、物語を読み終えた後は「この事か。」と理解できるんですね。

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【孤狼の血2】ネタバレあらすじは?結末ラストは?

原作小説では、プロローグが結末へと繋がる事が分かりました。

では、ラストはどんな結末を迎えるのでしょうか?

  • 杉本昭雄は、激しく殴られた痕跡を残して遺体で発見された。
  • 浅生直巳は引退し、心和会を解散した。
  • 明石組のトップには若頭だった熊谷がおさまった。
  • 初代組長である武田力也の弟・大輝だけは熊谷に反発し、国光への報復として明石組から離反した。

このような結末を迎えています。

そして平成5年に明心戦争は完全に終結しました。

日岡が心の中で国光の長生きを願って完結・・と思いきや、実はエピローグで国光が命を落とす場面が描かれています。

 

刑務所内の工場で作業していた男性がキリを持ち、国光の胸に突き刺したのです。

男は、親分の仇として国光の命を奪ったと話しました。

小説の最後は、こんな文章で幕を閉じています。

国光は肩を抱くように男を引き寄せると、顔を近づけた。

親の仇を討った男を見やる目が、ニヤリ、と笑うように歪んだ。

引用:凶犬の眼

国光の仁義な性格が表現されていますね。

私はあまり任侠の物語は読まないのですが、今回映画を見たくて原作を読んでみました。

作者の柚月裕子さんは以前主婦業をしていたそうですが、任侠を通して深い人間関係が描かれていたことにとても驚きました。

思わず最後には、ウルッとしてしまったほどです^^;

小説とは違ったオリジナルストーリーという事で、どんな内容になるのかとても楽しみにしています!

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